freeeに触れたときの驚きと、
「これから」への期待と希望
2012年創業の株式会社アットオフィスは、オフィス仲介を軸に移転コンサルや内装設計まで一体提供する不動産会社である。2025年12月期には売上約10億円規模に成長し、「アットクリニック」や賃貸保証サービス「アットセーフティ」も展開することで、不動産・医療・保証領域を横断した総合的なソリューションを提供している点に特徴がある。
サービス導入で得られたメリット
- 数字がすぐ見えるので、意思決定のスピードが向上
- 自動仕訳や経費精算の機能などを通して、社内の事務負担減に大きく貢献
- 認定アドバイザーとしての経験と実績があり、freeeの運用支援が充実している
インタビュー
変わらない組織を離れ、変わる組織へ
社長就任前の時期についてですが、先代がクラウド会計の導入を検討されていたことはご存知でしたか?
はい、聞いていました。それを知ったときは、「先進的な取り組みをしようとしている会社なんだな」と感じて、率直に嬉しかったです。
私はそれまで100年近く続く大企業に勤めていたのですが、そこはクラウドサービスの導入などはあまり進んでおらず、いわゆる旧態的な環境でした。社内システムもスクラッチ開発やLotus Notesが中心で、クラウドを前提とした業務設計ではなかったんです。
だからこそ、これから関わる会社が新しい仕組みに挑戦しようとしているのは、とても前向きに感じました。
実際に社長に就任されて、経理や会計の状況をどう感じましたか?
最初に決算書を見たときは、「ここから自分たちで会社をつくっていくフェーズなんだな」と感じました。
以前は安定した大企業にいたので環境の違いはありましたが、その分、この会社にはこれから成長していく余白があると感じて、前向きに捉えていました。引き継ぐ立場として、いい意味での期待感も強く感じましたね。
リライルについては、どのような印象をお持ちでしたか?
士業の方と接する機会がそれまであまりなかったので比較は難しいのですが、freeeの認定アドバイザーとして表彰されていたこともあり、「クラウド会計を軸にした先進的な会計事務所」というポジティブな印象を持っていました。
前職とは全く違う環境への「驚き」
実際にfreeeを触ってみてどうでしたか?
データが一元的に管理されていて、そこから加工・可視化していく流れが、SaaS上で完結するのはすごいなと感じました。前職の環境に慣れていた私からすると、「こういう世界があるんだ」と驚きでしたね。
逆に、最初は難しかった部分はありますか?
ありますね。ワークフローの設定や、他システムとの連携は少し難しかったです。freee単体であれば触りながら理解できるのですが、人事労務や請求書などとの連携になると、少し専門的な知識が必要だと感じました。あとは「取引の登録・差し戻し」といった独特の概念には、最初は少し戸惑いましたね。
経理を通さず、すぐに数字を確認できるスピード感
現在はどのように活用されていますか?
会計はもちろんですが、社内の稟議にも活用しています。
例えば、経費の申請・承認だけでなく、テニスやフットサルなどのサークル活動の費用申請など、ちょっとした社内手続きにもfreeeのワークフローを使っています。
意思決定にはどんな変化がありましたか?
一番大きいのは、PLやBSをリアルタイムで確認できることですね。
当社は複数法人があるので少し複雑なのですが、クラウド上で数字を把握しながら、月次の推移を見てスピーディーに戦略や予算を考えられるのは非常に助かっています。
便利だと感じる、具体的な機能はありますか?
「この外注費の内訳を見たい」と思ったときに、経理や会計事務所を通さず自分ですぐに確認できるのはストレスがないですし、意外と便利なのは「今の預金残高がわかる」ことですね。
複数の銀行口座がありますが、同期ボタンを押せば最新データが反映され、現時点での預金残高がパッと見ることができる。このスピード感は大きいです。自動仕訳やレシート読み取りなども、経理負担の軽減にかなり寄与していると思います。
今後の活用についてはどうお考えですか?
今後は、管理会計の強化に取り組みたいです。複数の事業や部門があるので、それぞれの数字をより精緻に見ていきたいですね。また、freee-MCPなどにも期待しています。こうした機能が進化すれば、DXはさらに加速していくと思います。
今後の士業に対する期待について聞いてもいいでしょうか?
今後はAIによって作業はどんどん自動化されていくと思います。ただ、生成された結果に対して「本当か?」と思う気持ちもあるので、その不安に対してお墨付きを与える役割は必要だと考えています。
そして、効率化で生まれた時間で、最後の意思決定の際の相談相手など人にしかできないことに時間を使ってほしいですね。安心感を支えてくれる存在でありつつ、自分たちの足りない部分を補ってくれるパートナーであってほしいと思います。